【2025年グルメトレンド】注目の3選を解説!“おいしさの先へ”|グルサイ
2025年は「おいしい」だけでは選ばれません。気分に合うこと、食べやすさ、背景の納得感までが基準です。本記事では、そば・うなぎ・お米の再評価、韓国・薬膳を中心とした「整えるごはん」、健康志向・ウェルネスの3つのグルメトレンドを解説。さらに、これから重要になる五感を満たす体験とサステナブルな食材選びの今後の見通しもまとめます。
目次
2025年は“おいしい”だけじゃない3つのトレンド

2025年の食は、味に加えて整う感覚・軽やかさ・やさしさが同じくらい大切。体調や気分に寄り添い、環境や作り手にもフェアであること、そんな“+α”まで含めた体験の質が、次の一皿を選ぶ基準になっています。
ここからは、2025年のグルメトレンドを3つに分けて解説していきます。
【1】日本の食文化を再評価

- そば:産地や挽き方(挽きぐるみ、二八、十割など)の違いをわかりやすく伝える店が増加。出汁の取り方や温度管理、日本酒とのペアリング提案で、日常でも選びやすくなっています。
- うなぎ:白焼きや塩・柑橘合わせ、小丼やハーフなど軽く食べられる形が広がりました。土用丑以外の時期でも“ちょっと良いもの”として選ばれています。
- お米:羽釜・土鍋の炊き立てを主役に据え、出汁や発酵食品(漬物・麹・味噌)と組み合わせる構成が定着。さらに、こだわりのワンランク上の定食として、ハンバーグや角煮、焼き魚など、映える定食が若者に好まれています。
産地と職人を「見える化」
米・海苔・醤油・出汁などの産地や作り手を表示する動きが当たり前になりました。背景がわかるほど、価格や味の理由に納得しやすく、普段使いでも選択の根拠になります。店頭POPやメニュー欄の補足、QRで詳しい情報にアクセスできる工夫も増え、透明性が価値につながっています。
【2】“整えるごはん”韓国料理と薬膳料理

Kフードの人気は続いていますが、派手さよりも「体を整える」方向へのシフトが進んでいます。辛さの段階や野菜量を選べるなど、体調に合わせやすい工夫が増えました。キムチやコチュジャンなどの発酵食品に加え、コムタンやソルロンタンなどのやさしいスープが支持されています。油や辛さを抑えた調理も増え、平日の夜でも食べやすいメニューが選ばれています。
グリークヨーグルトの使い道が拡大
高たんぱくで、水切りのコクがあるグリークヨーグルトは、デザートの域を越えて料理の要になります。ハチミツやナッツで甘くまとめる朝の一品から、ディルやオリーブオイル、塩で仕立てる塩ヨーグルトまでさまざまなシーンで活躍。酸味と乳脂の厚みが、野菜や穀物に深みを与え、軽く満ちる食卓を支えます。
麻辣湯(マーラータン)は“自分で調整できる一杯”
春雨をベースに、野菜・きのこ・豆腐・肉を重ね、辛さ(辣)/痺れ(麻)/香菜の強さを自分好みに調整。短時間で一人前が完結し、夜でも重くなりにくいのが支持の理由です。枸杞(クコ)や棗(ナツメ)など薬膳のイメージが加わると、“整う一杯”としての説得力が増します。気分と体調に寄り添うフードは、食べ終わった先の余韻の軽さまでデザインしてくれるのがポイントです。
【3】健康志向・ウェルネス

米粉・コーン・そば粉・雑穀などの代替主食が洗練され、もっちり・さっく・ふわっとの質感の設計が進化。必要な人のためだけでなく、「今日は軽くしたい」気分の選択肢として広がっています。
ハーフサイズや少量多皿、カロリーよりも食感と満足度を大切にするメニュー構成が、テーブルを囲む全員にやさしさを与えてくれます。
ビーガン/プラントベースは満足度重視
豆類、きのこ、海藻、発酵食品などを組み合わせ、香りや食感に工夫を凝らしたメニューが増えています。揚げ物の香ばしさ、ローストの甘み、スパイスの立ち上がりを丁寧に重ねると、動物性に頼らずとも「また食べたい」が生まれます。
固定のビーガン料理だけでなく、その日ごとの野菜料理を追加できる運用も見られます。ノンアルや発酵ドリンクとのライトなペアリングが、食後の体感をさらに良くします。
今後の予想:五感と持続可能性

炊き立てをよそう、焼きたてを切り分ける、目の前で点てるなど、調理のライブ感を取り入れる動きが続きます。視覚的な“映え”から、温度・香り・音・手仕事のリアルさがポイント。五感が満たされると、満腹の先に心地よい余白が残ります。食べることは作法ではなく体験。この実感価値が、再訪の強い動機になるはずです。
サステナブル素材とローカル食材の重要性
“よいおいしさ”は、未来に対してのやさしさへ。フードロスを抑えるハーフサイズ設定、旬の副産物・規格外を活かす二次利用、紙や生分解素材の適切なパッケージ。そして何より、製品の原材料調達から生産、流通、販売までの過程を遡って追跡できるローカル食材の採用です。作り手の顔が見えると、価格以上の納得が生まれ、地域経済への循環も生まれます。こうした情報が開示されるほど、消費者は安心して食材を選べます。
まとめ:選ぶ基準は「おいしさ+α」
2025年のグルメトレンドは、再評価される日本の定番、体調に合わせやすい“整えるごはん”、健康志向・ウェルネスの3つ。次に選ぶ一皿は、いまの自分の体調と気分、そして納得できる情報を基準にしています。無理なく続けられる“おいしさ+α”が、これからのスタンダードです。
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